Jintrick.netagenda2008年11月アーカイブ → 2008年11月26日

日経ビジネスオンラインの「Web文章」

原稿というのは、不思議なもので、書き上げたばかりのものよりも、寝かせて見直して、手直しを入れたもののほうが、はるかに出来がよくなります。

別に不思議じゃないし、読点が多すぎて不自然で「プロ」らしくない。何だか初っ端から香ばしいんだけど。

 文章というのは線状です。一行目は二行目のためにあり、二行目は三行目のためにあります。時間的、とでもいいましょうか。AとBを完全に同時に表現することはできず、必ずどちらかが先になります。

 もつれたり、立体的であったりする考えを、一本の線にしていく行為が書くという行為です。実際に書いてみると、何が足りないのか、どこをもっとあつく書かなければいけないのか、なども見えてきます。

たしかテーマは「Web文章校正」だった筈。ハイパーテキストが直線的とは限らないことくらい考慮に入れて話してほしいところ。あと、ウェブの文章作法としては字下げを全角空白でやるのは大きなお世話。というかこれ、ただの文章作法でWeb文章作法じゃないじゃん。続きは会員だけが読めるらしいぞ。

ご登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。というからその「次ページ」に進んだら、「無料会員登録」とかいうボタンが現れた。それを押したらこんどは注意書きが現れやがった。で条件分岐させてようやくフォーム。今回は「斬る」目的でクリックしたが、まあ普段なら登録などしないでさっさと他の記事を読みにいくだろう。私なら記事が読めなくなった最初のページにいきなり会員登録用のフォームを用意するよ。もちろん利用規約の同意を入力させるUI込みで。ページを遷移させる必然性が何もない。そもそも会員制になどしないだろうけど、それは別の話か。


というかこんなことをしている場合じゃないんだよな。私の場合「リアル」とやらが極度に忙しくなると、逆にウェブ関係の更新頻度が上がることがある。


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公開: 2008年11月26日
カテゴリ: 意見交換, 批判等