Jintrick.netagenda2001年06月アーカイブ → 2001年06月16日

外食店で見た光景を分析する

某外食店にて・・

「カレーください。」
ウェイトレス
「カリ―ですね?」
「いえ、カレーください。」
ウェイトレス
「カリーでよろしいですか?」
「カレーをください。」
ウェイトレス
「カリーをおひとつということで。」
「・・・・・。」

この問答は、普通に考えると互いに嫌がらせをしているだけだが、実はそうでもなさそうな気がしてきた。

まず、客が純粋に、カレーとカリーがほぼ同じ食べものである、ということを知らなかったとすれば、カレーを食べたいだけなのに、得体の知れない食べ物が出されたらたまらないはずであり、徹底的に食い下がる姿勢は理解できる(笑)。

ウェイトレスの立場としては、仮にカレーとカリーが同じであることを説明したとして、客のプライドを傷つけることになってしまってはまずいはず。あえてカリーを強調して自然に了解してもらえるのが最良の展開だろう。カレーで納得して引き下がるのも手だが、無知や間違いを見過ごさない姿勢というのは、このご時世、評価できることなのではないか。

そう考えると、これは単に客の無知が呼んだ悲劇であり、そう簡単に両者を責めてはいけないような気がする。という結論。

・・・になるはずなんですよね。この客というのが20代後半くらいの女性でなければ(笑)。


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公開: 2001年06月16日
カテゴリ: misc