Jintrick.netagenda2008年06月アーカイブ → 2008年06月23日

LINK要素で二重にリンクする必要はない

ナビゲーションをLINK要素として記述して閲覧者から隠蔽することに、一体どんな意味があるだろうか。閲覧者が直接見ても利益があるなら、A要素にすべきだ。それがハイパーテキストなら、隠すべきではない。そしてそのA要素に適切なrel属性を記述したのなら、もうLINK要素として再度リンクする必要はないだろう。ユーザーエージェントがサイトナビゲーションバーとして利用するというなら、A要素だって利用できる。rel属性を見れば良いのだから。nextというリンクタイプを見て先行読み込みをするというのなら、A要素だって利用できる。rel属性を見れば良いのだから。多くのLINK要素は無駄だ。こんな時代だからこそ、外面も中身も贅肉をそぎ落としておきたい。

サイトナビゲーションバーの理念的にはA要素で文書内に登場したナビゲーションは邪魔なのだろうが、じゃあLINK要素だけでナビゲーションを構築したサイトがあるかといえば、そんなサイトはない、あるいは全く期待できないし、してはならない。そんな理念はハイパーテキストの特質に適さないのだ。簡単に言えば、結局サイトナビゲーションバーとして露出するのなら、最初から隠蔽しなければ良いということ。

ではどんなリンクをLINK要素として記述すべきなのか。LINK要素でなければ効果のないもの(スタイルシシート)はもちろんだが、隠蔽すべき理由がはっきりしているリンクはLINK要素として記述すべきだろう。

……と、以上のような考えがあって現在のようなソースになっている、という話。別に断言したくて常体を使っているわけではない。敬体は読みづらい、あるいは命題を追いづらいから。


webmaster@jintrick.net
公開: 2008年06月23日
カテゴリ: HTML ,(ハイパー)リンク