Jintrick.netagenda2007年12月アーカイブ → 2007年12月18日

Re:マークアップに関する3つの質問

この界隈(どこ)に住む者(誰)の努め(何)です。

Re:マークアップに関する3つの質問 (インターネット帳面)より

らしいので。

idとclassの使い分け方
一応RDF的視点から物申してみると、その要素は何なんだ? というのを示すのにclass属性使ってくれると述語として利用できるかもしれない。また、その要素は誰なんだ? というのを示すのにid属性を使ってくれるとその要素を主語や目的語として扱えるだろう。でも私は面倒くさいから適当にやっている気がする。駄目。
ブログでサイトタイトルをマークアップするときの要素
それは文脈によるというか、マークアップするときの要素ってなんだか良くわかんない。サイトタイトルといったって、リンクテキストだったらa要素だし、強調だったらstrong要素とかなんだが。サイトタイトル要素がHTMLで定義されていない以上、サイトのタイトルってだけで何の要素かなんて分からん。私の場合、サイトのタイトルを書いたらリンクしたいのでa要素になることが多いかな。ちなみに質問者本人はh1要素派だと書いている。そんなものに派閥があるのか。わけわからん。――と、そこを読んで気づいた。ああそうか言及として出現するサイトのタイトルじゃなくて、ブログのタイトルのことかと。でも、それでも全く同じことだった。このagendaの場合はパンくずナビゲーションの一部として出現する場合a[@rel="contents"]要素。見出しとしては記述しない。
この議論どこかでみたなと思ったら見出し要素に関する議論 - 徒委記だったか。既に色々語られているので、「ユーザーの期待を裏切ってはならない」というユーザビリティ原則から物申してみる。例えば「XSLT2.0の新機能についての考察(何とかブログ)」というリンクがあったとして、それを参照したときに「何とかブログ」という見出しが最も目立つ形で登場するのと、「XSLT2.0の新機能についての考察」という見出しが最も目立つ形で登場するのと、どちらがより期待に応えているか、ということだ。もちろん後者だ。ただし後者を選択したときその「目立たせ方」には注意が必要だろう。ユーザーはページ最上部の色の違う/枠線を引かれたなどの情報構造体を無視して、そのちょっと下の本文部分から読み始める傾向があるそうだから、目立たせたつもりで却って無視される結果になることもある。道具としてのパソコンなどは、その罠に陥っている気がする(現在は修正されている)。
img要素のwidth属性とheight属性を指定するか
指定した方がベターだと思うけどそれも状況によるので一概に「指定すべき」とまで言えるものとは思っていないし、面倒くさいと思ったら書かない。だから自動化する予定。PythonユーザなのでPILとかで。alt属性が読めないとかの問題は無視。そんな糞ブラウザは知らない。
PILでwidth、height情報を得る例
>>> from PIL import Image
>>> im = Image.open("google20080830.jpg")
>>> im.size
(1280, 800)
>>> size = tuple([int(elm*0.2) for elm in im.size])
>>> im.thumnail(size, Image.ANTIALIAS) #サムネイル化とかも

全然関係ないけど、手元のFirefox2.0.0.11のDOM Inspectorによると、p要素がtable要素を子に持てるらしいな。HTMLパーサがまだ駄目だとは。HTML4はもう、10周年だぞ。ホントいい加減にしろと。


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公開: 2007年12月18日
カテゴリ: Firefox ,HTML ,Python