Jintrick.netagenda2007年07月アーカイブ → 2007年07月29日

フォーム部品を不適切に使うな

Defeated By a Dialog Box (Jakob Nielsen's Alertbox)

Interaction techniques that deviate from common GUI standards can create usability catastrophes that make applications impossible to use.

一番ありがちなのが、セレクトボックスのアイテムを選択した瞬間、スタイルシートが切り替わったりするやつ。あれは選択に失敗しやすいガジェットなんだから、切り替えの実行には別途ボタンを用意すべし。それ以前に決定のためのガジェットではないだろうが。スタイルシート切り替えくらいだからまだ被害はないが、少しはGUI標準を知ってくれ。

前にも書いたっけ?

あと、「タブ」というのは本来同じリソースについて、複数の異なる視点での表示に切り替える為に使うもの。今現在使っているこのはてなダイアリの「日記を書く」では今書いている記事を「編集」「プレビュー」をタブで表示切り替え可能だが、これは良くできている。なんだか思いがけず「はてな」を褒めてしまったな。ところが、タブブラウザのそれは非常に出来が悪い。極めて多くのユーザーが使い勝手の悪い方法でタブを使用している。すなわち全く関係のない情報をタブで並列してしまっていたり、Googleの検索結果のリストとそのリンク先とをタブで並列させてしまったり。それではリストを逐次選択しづらいだろうに。

Tabs are supposed to be used for rapid switching between alternative views of the same information object.

この問題の原因は色々ある。その中でユーザーの無知というのは殆ど問題とするにあたらない。それは複数の本質的な原因による中間結果の一つであるためだ。先日上げた「さいどばー」の件、つまり末端のウェブコンテンツごときが横幅を奪うこと、はその最も大きな原因の一つだ。


webmaster@jintrick.net
公開: 2007年07月29日
カテゴリ: ユーザビリティ