Jintrick.netagenda2003年06月アーカイブ → 2003年06月11日

Re: Re: dt:after{content: ':'}的な発想

dt:after{content:':'}的な発想というのでいうと、こうですか?

基本的にそうですが、私がなんとなく想像したのはもう少しフラットな感じです。

<dl>
    <dt>名前</dt>
    <dd>いわいまさはる</dd>
    <dt>敬称</dt>
    <dd>Mr</dd>
    <dt>nick</dt>
    <dd>iwaim</dd>
</dl>

しかしこれではラベル(被説明対象を表す文字列を便宜上こう呼びます)が無いので:

<dl>
    <dt>いわいまさはる</dt>
    <dd>
        <dl>
            <dt>敬称</dt>
            <dd>Mr</dd>
            <dt>nick</dt>
            <dd>iwaim</dd>
        </dl>
    </dd>
</dl>

このように、自明な「名前」の説明を省略してその値をラベルとして扱うのが自然かなと。

(このルートのdlを一つのアイテムと捉えてulでリスト化すると煩雑になるのでしょうが、dtと後続のddで対応関係を示して一つのアイテムを形成するのがHTMLのやり方だと諦めています。)

よくあることですが、私はRDF/XML文書をHTMLに変換する際には、主語の「名前」もしくは「タイトル」をラベルとして扱っています。

変換前のRDF/XML文書では主語はfoaf:Personなのですが、これ自身は「ある人物」という意味しか持っていません(rdf:aboutを持たないfoaf:Person)。ですから、馬鹿正直にデータ構造をそのままHTML流に変換すればこのようになってしまいます。

<dl>
    <dt>ある人物</dt>
    <dd>
        <dl>
            <dt>名前</dt>
            <dd>いわいまさはる</dd>
            <dt>敬称</dt>
            <dd>Mr</dd>
            <dt>nick</dt>
            <dd>iwaim</dd>
        </dl>
    </dd>
</dl>

メタデータを扱うアプリケーションにとって名前は文字列に過ぎませんが、人が読むためのHTMLでは「ある人物」を特定するのに名前(foaf:name等)を使うのが普通です。ですから、名前等は一々説明させずにラベルとして扱おうというわけです。


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公開: 2003年06月11日
カテゴリ: HTML ,意見交換, 批判等