Jintrick.netagenda2003年02月アーカイブ → 2003年02月21日

つっこみつっこまれ日記(RSSやHTML関係の話題)

つっこみ

個人的にホッとしたにゅーすです。実は今月上旬サイトマップ、RDF/XML (agenda)という記事の中で「海外のRDFに明るそうな人物のRSS1.0 feedを調べてみました。」と紹介させていただいた、Dave BeckettさんのDave Beckett's RDF Resource GuideのRSS1.0 feed (英語)、いやこれ自体は問題無いのですが、その直後、彼のWeblog(Dave Beckett - Journalblog)を発見しまして、そのfeedを見てみたところ……かなりガッカリさせられました。channel要素のrdf:about属性にfeed自身のURLではなくてサイトのURLが記述してあったからです。

「それはRDFトリプル的に変なのでは」というメールを(恐れ多くも)送ってみたわけですが、案の定中々返事がきません。ところが先日もう一度そのfeed(Dave Beckett - JournalblogのRSS1.0 feed)を見てみたところ、何時の間にか直っており、今朝メールの返事も頂きました。私のへんちくりんな英語のせいで半分しか伝わっていませんでしたが、まあ気にしません。

多分ツール(Movable Type? 良く知りません)が勝手に生成していたとか、その程度のことだったのだとは思いますけれども、なにしろBeckettさんはRDF/XML Syntax Specification (Revised)の編集者なので、私は物凄く不安だったわけでして。私の方がRDFを根本的に勘違いしている可能性に怯えていたわけですから。

つっこまれ

このところ、つっこみのメールを全く頂きません。なにやらストイックな狂信者のように思われている節がありますが、別にそのようなことはないので間違いがありましたらご指導くださいますようお願いいたします。

というのも虫が良すぎる話なので、infoseek等を利用して積極的に探してみました。因みにこういうのをego-surfingというのだそうです。向こうのblog辞書に載っていたというだけで、実際にこの単語が使われているのを見たことは一度も無いのですが……。

文書構造と無関係な表題」へのつっこみ

この方がしっくりくる。Noteが見出しであるという意図も明示できているし、fieldset要素の目的上、他の要素とはっきりとした区別がつくよう、ブラウザによって表現されるはずだ。ただ、フォームコントロールとして誤解される恐れがあるのかどうかが心配。form要素ではないのだから大丈夫だとは思うけれども。

http://members.jcom.home.ne.jp/jintrick/Personal/d20027f.html#d5_2 より

form control group なので大丈夫ではないと思います。いわゆる table layout に通じる用法になってしまうかと。

そういう文書のマークアップには HTML は力不足ということになると思います。僕なら div でまとめちゃうかなぁ。

Re: 文書構造と無関係な表題(HTML)@行動記録 より

仰る通りです。とんでもないことを書いてしまいました。

ちょうど先日www-htmlを見ていて気づきました。こういう表題はtitle属性に書いておけば良いかな、と。IE系でレンダリングさせることができないとか、その辺りは知ったことじゃないと言う方向で。

文書の断片とそのURI」へのつっこみ

『「どこどこの12月25日の記事」というテキストをa要素にして、フラグメント識別子つきのURIで表されるリソースにリンクしたとすれば、その断片は「記事そのもの」でなければおかしい訳です。見出しや空文字列にリンクする意図は無いのですから。』

http://members.jcom.home.ne.jp/jintrick/Personal/d200212l.html#d25_4 より

よくわからんのですが、要は、id=""やname=""のかかるタグ区間が、見出しだけなら「見出し」のみを参照したことになり、本文まで含めれば、本文まで参照されるという意味になる。という事らしいです。確かに、参照範囲が定められ、そこだけ抜き出して表示させられれば便利かもしれない?データーベースとして考えた場合は面白いかもしれない。

しかし、<a>要素がブロック要素をまたげない以上、<a name="" id=""></a>式で、全体を指定することは不可能な訳で。っていうか、こういうマークアップでnamazuにかけたら、表題=文章になって恐ろしいことになりそうな予感(笑。

にも関わらず、こういったidやnameはジャンプ先には一切使わないと豪語する引用元ページはすごいかも。この手の話を見て想うに、XHTML等の新しい習わしを古い習わしであるHTML4.01等に強引に適用するのは土台無理があると想うのですが...どうなんでしょ?みんながみんな新しい規格に移る義務はない...はずだよね、よね?

2003.01.02 参照範囲はどこなのか? @2003年01月 - くりすた日記 より

多分分かっていらっしゃいます。ただ、name属性は「HTML4.01の古い慣わし」では無い気がします。昔のことはよく知らんのですが、id属性が無かったHTML3.2 (英語)とかその辺りの時代の「因習」なのではないでしょうか。特に新しいことを言っているつもりも、XHTML特有の話をしているつもりもありませんでした。

みんながみんな新しい規格に移る義務はないというのは全くその通りだと思います。むしろContent-Type:text/htmlでserveするなら、name属性にも頼る方が義務、というか仕様書的に見てストイックであると言えます。

参照:XHTML 1.0: The Extensible HyperText Markup Language (Second Edition) (英語)のC.8. Fragment Identifiers

text/htmlの場合、XHTML1.0 strictで後方互換性に配慮した形式で公開するのがW3Cの勧告に従うという意味で最も忠実だと思っていますが、私はXHTML1.0 transitionalに従っています。取り敢えずvalidであれば、文書型は何を使おうが問題にする方がおかしいかと。どこまで勧告に従うのかという基準は、個々人の事情に合わせて決めるのが一番です。

くりすた日記の部分識別子の示し方は、後方互換性を考える上で参考になりました。


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公開: 2003年02月21日
カテゴリ: HTML ,他のXML周り ,意見交換, 批判等