Jintrick.netagenda2002年12月アーカイブ → 2002年12月21日

p要素(Re: [形式段落と意味段落。(web)], Re: [<p>タグと<br>タグとの狭間で。])

[形式段落と意味段落。(web)]及び[<p>タグと<br>タグとの狭間で。]を拝見して。

私はpをおおらかに、最小単位の文書構成「節(せつ / paragraph)」と解釈しているため、マークアップで悩むことは滅多にありません。HTMLは特に日本語をマークアップする為の言語ではないのですから、意味段落、形式段落という日本特有の概念と強引に一致させようとするのは無理があります。

で、私ならば、私的にはっきりと認識しているもののHTML要素として存在しない、最小単位の文書構成節(例えば形式段落)があってそれを明示したい場合、p要素としてマークアップします。形式段落の集合としての意味段落をも明示したいなら、「文書構成節」をグループ化するための汎用要素として認識している、div要素としてマークアップします。(例に挙られている(C-1)の方法)

これが気持ち悪いと感じるのは当然です。HTMLで規定されていない要素をdivとしてマークアップしているのですから。しかし(国際的に)独特な書き方をしている以上それくらいのことは仕方ないと考えるべきです。その前に私なら1つの主張の単位について再考しますが。

HTML要素の解釈には色々あると思いますが、少なくとも、マークアップで悩んでしまうような解釈はよろしくありません。本末転倒になり得るからです。また規格の進化は激しいので、細かく考えても無意味になる可能性があり、現時点としては緩やかな解釈が妥当だと思っています。


最新版も要ちぇっく(謎)

面白い文章は良いかも知れません。ただ、HTMLソースもきちんとしていればより良くなります。そして論理的な文章を書き、まともな文献を参考にする限り、きちんとしたHTML文書を書くのは簡単です。しかし妙な文献を参考にしてしまったり、おかしなオーサリングツールを使うのに慣れてしまうとそれは難しくなる、というだけで、よい文章と正しいHTMLのトレードオフというものが最初から無条件に存在するわけではありません。


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公開: 2002年12月21日
カテゴリ: HTML ,意見交換, 批判等