Jintrick.netagenda2002年08月アーカイブ → 2002年08月19日

ブラウザはフォントサイズだけを変更可能にすべきではない

ブラウザが、まず始めにデザイナーの指定したテキストサイズでページをレンダリングする分には問題ないかもしれない。だが、スタイルシートの指定がどうあろうと、ユーザが簡単にテキストを拡大できるようにはしておくべきだ。なにしろ、これは私の画面、私のコンピュータ、そして私のソフトウェアなのだから、従うべきは私の指示のはずだ。

Alertbox: フォントサイズはユーザにまかせよう(2002-08-19日) より

フォントサイズだけを(制作者の絶対指定を無視して)拡大できるようになった場合、次のような問題が残る。あるいは、生じる。

従ってInternet Explorerは、フォントサイズのみを変更する手段よりも、Opera6のように表示領域全体を拡大する手段を提供すべきだ。これなら、上の三つの問題はクリアできる。

従来の「フォントサイズのみを変更する手段」が残っていても良いと思うが、いくら望ましくないとはいえ、Mozillaのようにデザイナの絶対指定を無視すべきではない。デザイナに嫌われるブラウザである必要はないからだ。

……てなことを、Alertbox: フォントサイズはユーザにまかせよう(2002-08-19日)を読んでいて思ったのでした。でも全体的に拡大すると横スクロールバーが出るサイトも多いからなあ。

というか、何でNielsen博士はOpera6 (英語)とかMozillaでなく、iCabなんか紹介しているのだろう。MacのブラウザならMicrosoftに迷惑がかからないからだったりして。そういえば彼、Macの将来性を否定していたりするし、なんか嫌な部分に気づいてしまった。


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公開: 2002年08月19日
カテゴリ: ユーザビリティ ,意見交換, 批判等