視覚障害者がホームページを作ろうとする際:
という場合もあることを知った。
問題はAll About Japanの提示している「視覚障害者向けに素材屋が取れる解決策」。longdesc属性には一切触れず、「JavaScriptを使ったポップアップで画像の説明にリンクする方法」を紹介している。ALTタグ
はご愛嬌。
ツッコミどころのようでツッコミどころでないのは、「alt属性に画像の説明を記述」している点。画像そのものを紹介したい場合、そのimg要素(サムネイル画像)をフルサイズ画像へのアンカーにして、alt属性には画像の説明や特徴を記述できる。
「alt属性=画像の説明」という間違った認識を否定する時、「alt属性は画像の説明ではない」といってしまうと、それはそれで間違いになってしまう。
画像素材屋がサムネイルなどの画像を提供する場合、伝えたいのは「それがどのような画像なのか」つまり画像の性質なので、文字で代替するなら「画像の説明」になる。
これは、同じ終点リソースへのリンクが2つあることになる。src属性による埋め込み型リンクと、href属性による参照型リンクだ。
この冗長性は、主に晴眼者に不利益を生じさせる。
ポインタが手の形になったものだからはりきって(謎)クリックしたところ、同じ画像が表示されてガッカリ、というアレ。
問題は、画像を非表示にした場合、img要素と一緒にリンク(関係性)も除去されてしまうことだ。そのため、この例のような冗長なリンクをしなければならなくなる。