何が問題なのか。
「page top」なるアンカーで、文書の最上部に移動させることを目的とした場合、以下のような問題がある。
つまり、文書内のある箇所に「飛ばす」という考え方は、文法違反を後押しするのである。マークアップも極めて例外的で、プレゼンテーションに関する要素と、文書構造に関する要素をごっちゃにしてHTML文書を作成することになり、混乱の元でもある。
そうして、「validなHTMLは難しい」とか言われる事になるのだ。「文書の最上部に終点アンカーを設けたいだけなのに、なぜpタグで囲まなければならないのか」となるわけだが、この「飛ばす」という考え方では理解し辛いに違いない。
「page top」が悪いと言いたいのではなく、「アンカー=ジャンプ」という考え方が奇天烈だと言いたいのだ。
因みに、「page top」なるものは明らかにUser Agentの仕事だと認識している。極めて一般的で汎用的なナビゲーションの一種だからだ。