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マナーの本質

マナーの本質について考えたことがある。なぜ、味噌汁から箸をつけなければならないのか。それは、箸に米粒や食べもののカスがつくのが見苦しく、不潔感を周りに与えるからだ。いや、もう誰がなんと言おうとそうなのだ。

これが、マナーの本質。行儀作法というのは、周りへの気づかいから生まれ、余分な発展をしながら今のカタチになった。本質とは無関係な余分な部分に目が行ってしまいがちだが、この本質さえ知っていれば、「確信」を持つことができる。迷いのないモノの考え方ができるというのは、色々な場面で望ましいと言えるだろう。 photo

で、ウェブサイトのマナーの話。つまり訪問者への気づかいの話。
非常に多くのサイトで、リンクを別窓で開かせるようにしてあるが、あれはどうだろうか。まず、2種類のパターンに分けて考えた方がいいか・・。自分のサイトから、他のサイトへ逃がさないように使うパターン。そして、目次ページなど、残して置いた方が便利と思われる場合に、訪問者を気遣って使うパターン。前者の使い方は、訪問者に、窓を閉じさせる手間を与えるだけ。後者の使い方も、初心者に釣りを教えず魚を与えているだけ。

訪問者を本当に気遣うなら、HTML4.01の文法に従うことが最善だ(この場合は)。つまり、別窓は開かせるべきでないということ。訪問者は、別窓を開きたいときに、自分の意志で開けばいいし、それが可能だ。シフトキーを押しながらリンクを左クリックするだけでいいのだから(IEの場合)。HTMLの文法にコダワルつもりはないけど、これを重視しているのは、訪問者への配慮を深く考えなくても、HTMLの文法に従っていれば自然と実現できそうな気がしたから。というわけで勉強中。


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公開: 2001年02月23日
カテゴリ: misc