Googleのマルチカラム化

WXGA以上の解像度のモニタを使っているなら、ユーザースタイルシートを用いてGoogle検索結果を画面いっぱいに一覧させ、検索効率を上げることができる。

カスタマイズ後のGoogle検索結果

1/3. Firefoxをダウンロード

本物のウェブブラウザFirefoxを利用しているなら、これをユーザースタイルシートで簡単に実現することができる。もしFirefoxを使っていないとしても、昔と違いダウンロード(無料)、インストール、アップデートは極めて簡単である。

Firefox 2 無料ダウンロード

他のブラウザを使って実現する方法もある。例えばOperaならユーザーJavascriptを利用すれば外観のみならずウェブページの構造自体を変えることが可能だが、若干敷居が高く、GoogleのHTMLレベルの変化に対応するのに骨が折れる。

2/3. ユーザースタイルシートを記述する

マルチカラム化するスタイルシートを書く。次のスタイルシートは2007-09-27現在のGoogleに合わせているため、将来的に無効になる可能性がある点に注意。

Googleマルチカラム化スタイルシート

@-moz-document domain("www.google.com"),
domain("www.google.co.jp") {
	body {margin: 0; padding: 0 }
	div#res{
		-moz-column-width: 25em;
		-moz-column-gap: 1em
	}
	div#res table { width: 100% }
	#mbEnd{ display: none }
	span.a{ /* 緑色のURL部分 */
		display: block;
		overflow-x: auto;
		overflow-y: hidden
	}
}

3/3. ユーザースタイルシートとして保存する

これをuserContent.cssにコピーペーストし、Firefox2を再起動すれば完了となる。

userContent.cssを見つけるには、プロファイルフォルダ内のchromeフォルダを探す必要があり、少々ばかげている。詳しくはFirefox Help: 設定ファイルの編集を参照。あるいはEdit Config Files :: Firefox Add-onsというアドオンを導入すればブラウザのTools(ツール)メニューから、userContent.cssを直接選択することも可能。FirefoxアドオンについてはFirefox Add-onsを参照。

ユーザースタイルシートを適用させるのに一々Firefox2を再起動するのが面倒なほど、年中ユーザースタイルシートを適用させたりするならば、userContent.cssを利用するのではなく、Stylish :: Firefox Add-onsを導入する選択肢もある。

問題点と解決策

UXGAならこれで十分だが、WXGAでは十分な一覧性を得るために少し解像度が足りない。Google検索結果には無駄にページの縦幅をとる要素がいくつかあり、これを排除または移動することによって、検索結果の一覧性を高めることができる。文字サイズを少し小さくしてもフィットさせることは可能だが、可読性が若干落ちる。

この問題を解決するには、ユーザーJavascript、FirefoxでいうところのGreasemonkeyスクリプトなどを利用して構造自体に手を加える。Greasemonkey :: Firefox Add-onsを導入し、次のスクリプトをダウンロードすれば先のスクリーンショットのような効果を得ることができる。

ダウンロード
マルチカラムGoogleに最適化するGreasemonkeyスクリプト

このスクリプトでは、以下の処理を行なっている。

webmaster@jintrick.net
Published: 2007-09-27, Updated: 2007-09-27