Jintrick.netagenda2003年11月アーカイブ → 2003年11月05日

Re: 備忘録031101-30/趣味のWebデザイン

私はscreenメディアにおいても、文字サイズの相対指定がよいスタイルシートの条件だとはどうしても思えません。実際、私は自分のユーザスタイルでは文字サイズを12pxに固定しています。私にとって一番読みやすい文字サイズは12pxで、1pxでもサイズが上下すると(ほんの少し)読みにくいのです。だから固定します。

12pxと等価な大きさを相対的な単位で指定すれば全く問題ない。私の環境(Opera7.1とかIE6とか)では75%と完全に等価だ。1pxの違いも無い。

そんなことは何れにしろどうでも良いことだ。私のいう、あるメディアにおけるより良いスタイルシートの追求とは、任意の閲覧者の好みに適合させようとするものではない。例えば、ある閲覧者Tの好みを完全に満足させるピクセル単位のレイアウトを考えることではない。何度書けば分かるのか:

文字サイズが好みと1px違うことと、文字サイズの大きさを変更できないことは、比較にさえならない。前者はちょっとした我慢で済む、しかも無知に基づく言いがかりに過ぎないが、後者についてはメディアの特長を殺すものであり、切実な問題を抱える人もいる。

「文字サイズが好みと1px違うこと」を問題にするのはユーザースタイルシートであり、製作者スタイルシートでは、むしろそのような好みの領域に踏み込むべきではない。徳保さんは常に、ユーザースタイルシートと製作者スタイルシートをごっちゃにして考えている。

現実論として、相対指定の方がよい、という理由ならあります。現に、IE利用者の多くは絶対指定された文字サイズを変更できませんから。でも、それ以外に、納得できる理由がないんです。だから閲覧者が賢ければ、文字サイズの指定方法はどちらでもよいのです。

それはInternet Explorerユーザにおける「現実論」だと、何度書けば分かるのか。CSS適合ブラウザは、絶対指定された文字サイズを変更できるとは限らない。ユーザースタイルシートを使わない限りは。従って、絶対指定された文字サイズは変更できないと考えるのが原則である。良い製作者スタイルシートを書く上では。(当たり前だから書かなかった)


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公開: 2003年11月05日
カテゴリ: CSS ,意見交換, 批判等