Jintrick.netagenda2003年10月アーカイブ → 2003年10月26日

Re: 備忘録031001-31/趣味のWebデザイン

製作者CSSを閲覧者に押し付けたい人々はよく、閲覧者の立場を装って「文字サイズを固定するな、幅固定をするな、etc.」といいます。しかしそれらは閲覧者CSSでつぶせるのだから、問題ありません。本当の問題は怠惰な受動的精神に染まった閲覧者の啓蒙を、誰もする気がないことです。

より良いscreenメディア向けスタイルシートを追求したなら、解像度非依存、閲覧方法を邪魔しないといった方向に向かうはずです。例えば伝統的な方法による簡単な文字サイズの制御、これは可能な限り許す方向に向かうでしょう。製作者CSSを閲覧者に押し付けたい? まあ言葉を歪曲すればそうなるでしょうが、なるべくユーザースタイルシートなど使わせずに、自分の作ったスタイルで見てもらいたいと考えるのは、極自然なことではないですか?

啓蒙という意識はありませんが、私もユーザースタイルシートやCSSを無効に出来る手段を興味を持った人(何らかの事情や不満を持った人)に伝えたいと考えています。しかし閲覧者がCSSなど知らずとも簡単にCSSを無効に出来る手段がデフォルトで提供されていなければ、常識とはなりません。ですから、「閲覧者の啓蒙」というのは奇妙に見えます。本当に啓蒙できると考えますか?

啓蒙できるできないに拘わらず、啓蒙すべきだという主張を受け入れたとします。しかしどのような方法で「啓蒙」するのですか? また、その「閲覧者に対する啓蒙」と「製作者に対して文字サイズ固定を禁止する」という二つの行為は、どういう理屈で矛盾しますか?

仮に「製作者に対して文字サイズ固定を推奨する」という行為をもって、「閲覧者への啓蒙」の一つのアプローチとするのであれば、私の反論が待っています。しかしそうでないなら二つの行為の関連性が謎なので、こうして質問してみたわけです。


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公開: 2003年10月26日
カテゴリ: CSS ,意見交換, 批判等