Jintrick.netagenda2003年05月アーカイブ → 2003年05月28日

Re: RDFって何だろう 2

データのためのタグ。タグで囲まれたものを要素と言い、要素にはシンタックスがありセマンティックスがある。要素が集まるとノードになる。それらを検証するのがスキーマであり、スキーマの1つにRDFがある。*

なんと言いますか、情報源を知りたいところです。

「要素にはシンタックスがある」。 element ::= EmptyElemTag | STag content ETagというsyntaxはありますが、それは要素に限らず、そもそもXMLに限らずどんなデータ形式にも当たり前にあるものではないでしょうか。

「セマンティクス」はどうでしょうか。XML1.0仕様書は要素のsemantics(意味)を規定していません。

「要素が集まるとノードになる」……「ノード」はその言葉が使われている仕様書によって意味するものが違ってきますから、ひょっとするとそういう考えもあるのかもしれませんが、私は知りません。XML文書を木状に図式化した際の葉っぱ(要素、属性等)、またRDFのトリプルを図式化した際に線で結ばれる各節(主語や目的語)をノードと呼んだりするのは知っています。ノードは、仕様の理解補助やAPIなどに使われる概念で、共通しているのは、線の途中や先端にある太い部分(要するに節(ふし))という意味くらいかと。

XML文書の妥当性検証を行うのはバリデータ(妥当性検証器)です。RDFはある意味スキーマと言えるのかもしれませんが、抽象的なものですからRDF/XML文書インスタンスの検証に直接使うことはできないでしょう。RDFに基づいたRDF/XML構文、それに基づいたスキーマ文書、と具体化して初めて使えます。


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公開: 2003年05月28日
カテゴリ: 意見交換, 批判等