質問への解答をどうマークアップするかについて、奇妙なアプローチで考えてみました。
<h2>1.序論</h2>
<p>
</p>
<h2>2.この文書の地位</h2>
<p>
</p>
このようなHTML文書があったとする。確かに番号はついているし順序が与えられているが、だからといってこれを順序つきリストとしてマークアップはしない。言い換えると、順序を持った要素は必ずOL要素としなければならないとは思わない。
<p>
</p>
の中身が極めて短くて、見出しを簡潔に説明しているようなら、私はこれにdl, dt, ddを使う。その場合は見出しはdt要素となり、これに番号を振る。つまりOL要素は登場しない。
別のアプローチで考えると、今度はOL登場が必然になったりもします。
昔のヘンテコマークアップを直さないと。
順序や番号には必ずその意味を与えなければならないと考えるのであれば、例示した文書もきちんと順序の意味を与えねば矛盾が生じます。その場合順序つき「リスト」と見なせるかと言えば、見なせないに違いありません。では本文がどこまで簡潔ならリストと見なせるのでしょうか。
「質問への解答」という性質の要素は、簡潔になるとは限りませんから、ol要素でマークアップするべき、とは言えません。なぜなら、タグの明示する意味と要素との優位性があべこべになっているからです。
以上より、ol要素を使うか否かは、「質問への解答」を全て行った後で検討すべき、個々の問題であると結論しました(自分の中で)。
この場合、順序があることを明示できないが、HTMLには明示できないこともたくさんある
やはりケースバイケースであり、私が解答したものについては、修正、加筆をする予定があり、質問自体に番号が振られていなかった、という前提のもと、dl, dt, dd(番号無記入)でなんら疑念の余地なし、になりました。
様々なケースで考えをまとめてみると、次のように成ります。
dl, dt, dd、あるいはheadingとpで作成し、回答する際にも番号を書く。
ol, li, dl, dt, ddでマークアップする。
dl, dt, dd、あるいはheadingとpで作成し、番号は振らない。順序付けは出来ないので諦める。
わかりきっているので省略。