人を鬱な気分にさせたいのなら、かなり効果的な方法があります。もちろん私的にそう思うだけの話ですが。
内容は、感情を全く表さない日記。リアリティ溢れるものにします。一つのページの文章量は、読者を引き込み、息をつかせない為にかなり多めにします。そして――これが重要なのですが――背景色です。黒だと思うでしょう。そうじゃあないんです。虚無感を演出するには、どんよりとした灰色が最適なんです。また、灰色は最も目が疲れにくい色の一つです。読者を長時間ひきつけるに最適なわけです。文字色は黒または紺。背景画像はあっても無くても良い気がしますが、演出がわざとらしくならないように、或いは虚無感を更に演出するために使わないほうが良いかも知れません。
今日、そういう日記を見つけ、一時間ほど引き込まれてしまいました。内容はそれほど暗いというわけでもなく、しかし恐ろしく味気なくてなんとなく絶望感が漂っていて、また、単にアレをした、コレをしたという類の物でなくそういった出来事に交えて日々の思索が長々と綴ってありました。