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続・選択不可能文字列

選択不可能文字列は、textarea要素の子要素にTextNodeを生成した時に発生したが、setAttribute()メソッドで、value属性値として生成してやると大丈夫だった。でもHTMLでは、textarea要素にvalue属性など無い筈なのでどうも腑に落ちない。

DOM(HTML)(邦訳)を見ると、JavaScriptを踏襲してか、HTMLTextAreaElementにはvalue Attributeが設定されていた。だから正しくは、Textarea.value = '文字列';でプロパティを書き換える形になるはず。それでもできたのだけれど、ともかくsetAttribute()はHTML要素の属性値を設定するメソッドなのだから、エラーとは言わないまでも何も起らないのが正しいのでは。同じくHTMLTextAreaElementには、form Attributeなんてのもあるが、Textarea.setAttribute('form', 'foo')とかは当然ながら無視されるわけだし。

Mozilla、Netscape6.1は、実装は整っているのにどうも表示が不安定。この件以外では、table rowを追加生成すると妙な隙間が出来たり、子要素を追加すると、親要素のborderがきちんと再描画されなかったり、pre要素が枠線をはみだしたり。そういえば、fieldset要素にposition:fixedで強制終了なんてのもあったっけ。

そう考えると、どんなにとんでもない事をしてもそれなりに表示してしまうIE5.5はすごいと思う(5.0はバグが目立った)。少なくとも今まで、CSSで強制終了などした記憶はない。CSSの配置関係が標準規格と異なっていたりすることは良くあるが、そういうのを差し引けば非常にレンダリング能力の優れたブラウザなのではないかと思う。

嫌なストレスが溜まってきたので、HTML Editorの方はしばらく凍結。


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公開: 2001年08月30日
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