■物価が高い日本。単純に税率だけを比べたら大変なことに! 増税をねらう人たちは、「日本の税率は世界と比べて低い。 もっとあげてもいい」「ヨーロッパなみに2けたに」と宣伝しています。 税率を単純に比べると、たしかに日本は世界と比べて低いかもしれません。 しかし、消費税率だけを単純に比較するわけにはいきません。 物価が高い日本は、消費税率の高いフランスやスウェーデンなど、 世界の国々と比較しても、多くの品物の価格はぐ?んと高くなっています。 たとえば牛乳1リットルの場合をみてください。 5・5%のフランスは、その税率を含めても109円です。 12%のスエーデンでも12%という税率を含めても88円となっています。 ところが日本は、かかる税率はスエーデンと比べても5%と低いかもしれませんが, 価格は185円となっています。 そもそも物価が高い日本は、 他の食品や生活費をみても、同じような傾向が見られます。 単純に税率だけをくらべていては、とんでもないことになります。
http://www.horae.dti.ne.jp/~snzk/siryou.zeiritu.htm より
単純に円に換算して比較してどうするのだろう。スウェーデンの88円と、日本の88円が同じだと思っている辺りが絶望的。これだから市民団体は馬鹿にされるのである。
この場合、所得水準に対する牛乳価格の割合を比較すべきだろう。その際、円だろうがドルだろうが関係ない。
日本では豪奢品でも必需品でも消費税率が同じである点こそ、注目されなければならない。税金とは、払う能力のあるものが、払うべきもの。